【社員インタビュー vol.5】調達部・部長 -奥村 志築-

– 三菱自動車「調達部(購買)」で培った経験を、自分らしく活かす-

こんにちは。VFR広報の村中です。
本日は、社員インタビュー vol.5ということで、勇猛果敢な「奥村 部長 」にインタビューして参りました!

VFRは、2030年に世界一のドローンメーカーを目指し、「日本初の*レベル4機体*(ドローン)」の認証を取ることを目標としています。
その目標達成のために、今VFRが力を入れないといけないことは?
奥村部長に、ご自身の経歴をプレイバックしてもらいながら、現在のドローン調達における課題について詳しく教えて頂きました!


【社員インタビュー vol.4】
調達部・部長 -奥村 志築- (おくむら しづき)– profileー

大学では“情報工学(知能情報)”を専攻し、AIプログラミングを勉強。
卒業後は”三菱自動車”に就職し、“調達“を10年以上経験。
【2019年:経営大学院で”MBA(経営学修士)“を学ぶ】
その後VFRへ。

*レベル4機体*とは
国土交通大臣が、無人航空機(設計・製造過程・現状)について定めている機体認証制度にて、第三者上空での補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)を実施するための厳しい審査「第一種(レベル4相当)」の認証を得た機体のこと。





【工業大学への進学】ロボットの脳を作るため、AIを勉強していた学生時代

|VFRでは調達を担当されている奥村さんですが、工業大学に進学した理由を教えてください。

私は学生時代、ロボットの脳を作りたいと考えていたので、情報工学を専攻し、“AI(人工知能)”を専門に学んでいました。工業大学を選んだ理由は、マニアな人に囲まれた環境で、AI(人工知能)を勉強したいと思ったからです。ここでいうマニアとは「ある特定の分野を得意としていて、それに没頭している人」という意味です。ですので、購買のお仕事に携わったのは、社会人になってからです。



|実際に工業大学に進学してみていかがでしたか?

工業大学で情報工学を学んだことで、私はかなり早い段階で、自分の限界に気づくことができました。AIエンジニアは、論理的な思考力が求められ、一般的には、プログラミングや理数系科目が得意な人が向いている仕事だと言われています。そういった意味では、私は数学が得意で勉強熱心な方だったので、AIエンジニアとしての素養はあると自負していました。しかし、それ以上にセンスも必要な仕事だと気づきました。センスのある方が書くプログラムは誰が見ても素晴らしいです。じゃあ、自分はその発想力があるのかと考えた時に、「AIエンジニアとしてご飯を食べていくのは難しい」と自分の限界が見えてしまいました。勉強するのは好きなほうでしたけどね!




|調達のお仕事に携わったきっかけは何ですか?

三菱自動車へ入社後、「調達部(購買)」に配属されたことがきっかけです。元々は、情報工学を専門的に学んできたこともあり、「自動運転」の分野で期待されたようなのですが、こちらからお断りさせて頂きました。断った理由は、学生時代にAI(人工知能)とは区切りをつけていたことと、AI(人工知能)に操られた自動車の開発は自分の考えとは少し違っていたからです。ですので、調達としてのキャリア始まりは、自動運転に携わる業務に「No」と言ったことですね。私の物怖じしない性格は、調達に向いていると判断されたようです。実際にやってみても、購買はメンタルが強くないと続けられない仕事だなと感じています。購買は社内と社外をつなぐ窓口のような存在ですから、双方の意見を整理して、落とし所をつける役割があります。コミュニケーション能力が重要ではありますが、ニコニコしてるだけでは話は進みません。時には怒りの感情も必要だと思います。購買は、本当に奥が深い仕事です。




|未経験な業務を与えられたことに抵抗感はなかったのですか?

そりゃあ少しはありましたよ!私は理系であるのに対し、どちらかというと文系のイメージだった調達業務は、少し自分の意に反しているなと感じました。でも、未経験だからという弱気な発言は一切したことがありません。私は、仕事は基本“ゲームのように挑戦していくもの”だと考えています。今日のゴール(任務)を決めて、どこまでクリアできるか、そんなことを意識して毎日楽しく仕事していました。



|前職での経験(働き方)が今のVFRに凄く生かされているのですね。

そうですね、調達部はいろいろな情報が入ってきますから、その情報を整理して、良し悪しを判断する力も必要です。こういった重要で幅広い業務は、他の自動車メーカーよりも人数が少ない“三菱自動車”だったからこその経験です。例を挙げると、契約書の下交渉も購買の仕事です。契約書を締結する際のプロセスは、①取引先と契約内容を決める②製造部や開発部の了解を得る③法務部に渡す(法律上の言葉に直してもらう)です。調達部は各部署に横串を入れて、チームワークの良い組織づくりを行う重要なポジションだと思います。



37歳でVFRへ。三菱自動車での経験と経営大学院で学んだ知識をVFRに活かす。

| なぜ“MBA(経営学修士)”を勉強しようと思ったのですか?

購買の仕事をする中で、自分には「管理・経理・経営」の知識と経験が不足していると思ったからです。先ほどお話した通り、私の専門分野は“情報工学”であり、どちらかというと文系な購買の仕事は、知識不足を感じることが多かったです。例えば、取引先の経営状況を把握するためには、経理・経営の知識が必要です。その知識が不足している以上、購買担当として良いアウトプットは出てこないと思いました。




| VFRにジョインしたきっかけを教えてください。

“MBA(経営学修士)”で学んだ知識を自動車以外の分野に活かしたいと思ったことがきっかけですね。三菱自動車にいた頃、仕事と両立しながら経営大学院に2年間、通いました。VFRを選んだ理由は、「ソニー・VAIOの血筋を引いたベンチャー企業・製造業」だったからです。私自身、ずっと製造業に携わっていたこともあり、PC上で完結する仕事ではなく、手触り感のある仕事をするという点は譲れない部分でした。あとは、ドローンが新規事業であるという点もジョインを決めた理由の一つです!




| 私の中の購買(調達部)の仕事は“買う”というイメージが強いですが、VFRでは具体的にはどのような仕事をされていますか?

確かに購買は、外からモノを買ってくる部署ですが、社内に対して買わないことを提案する部署でもあると思います。常に経営状態を意識して、場合によってはストップをかける必要があります。例えば、広告宣伝を5回やりますという購買稟議が上がったとします。それに対して、私の仕事は「5回も宣伝して、どのくらい営業売上が上がりますか?」「もし費用対効果が見込めないのであれば、3回にしましょう」という提案をすることです。私は“買う”ことよりも、“買わない”購買の方を意識して働いています。

VFRは製造を受託している会社なので責任区分を分担して管理していく必要もあります。部品の調達には、「自己調達部品」「指定部品」「支給部品」の3パターンあるのですが、これらをざっくり説明すると、以下のような感じです。

  • 「支給部品」・・・重要な基幹部品で製造委託元から支給される部品
  • 「指定部品」・・・製造委託元から指定された上で当社が責任を持って購入する部品。
  • 「自己調達部品」・・・当社が主体性を持ってQ(品質)C(コスト)D(供給)を確保して購入する部品。

調達担当者は、これらの区分をしっかりと分けて、責任区分をパートナー企業(取引先)と話し合い、記録を残しています。




|分かりやすい説明をありがとうございます!
現在のドローン業界の調達における課題は何だと思われますか?

課題意識よりも、新たな調達方法を考える時期に来ていると考えています。従来の「垂直統合型」のサプライチェーンが通用しない時代に突入しているということですね。垂直統合型というのは大企業がトップにいて、ピラミッド構造になっているやり方です。会社としても、その「新たな調達方法」に紐づく経営戦略を今、模索しているフェーズです。これからの調達のあるべき環境は、上下関係のない、「水平分業型」に近いやり方ではないでしょうか。このサプライチェーン革命が実現すれば、ドローン事業は今より何倍も投資価値のある事業になりますよ!



|VFRで働くときに大切にしていることはありますか?

オンとオフを分けることですね。私は、朝8時までに出勤して、20時頃には晩御飯を食べる。というような自分の中でルールを作っています。もちろん残業をすることもありますが、限られた時間の中でいかにアウトプットできるか、が重要なのではないでしょうか。そういう働き方をすると、趣味も全力で楽しむことが出来ますよ!私の場合は車が好きなので、休日はドライブしたり、分解したり、整備したりしています笑



|今日は、とても深いお話が出来て良かったです。
それでは最後に。これからどんな方と一緒に働きたいですか?

“自分らしさ”を出して働ける人ですかね。社長や上司に指示された仕事だけをこなしていては、いつまでもその人を越えることはできません。私自身、与えられた仕事にどれだけ自分の色を足せるか、自分にしかできないことは何かを考えながら仕事をしています。あとは、VFRには全体を見るプロジェクトマネージャーの配置が必要だと思います。効率的な開発・製造を現場で行うためにも、そういった方にジョインして頂けると嬉しいですね。

年齢や性別は問いません。ぜひ、一緒に働きましょう!
今日はありがとうございました。