【導入事例 vol.2】 筑波大学理工情報生命学術院様

システム情報工学研究群 リスク・レジリエンス工学学位プログラム
認知システムデザイン研究室

▶︎国産ドローン「SOTEN(蒼天)」を活用した研究

・SOTEN 導入のきっかけ
海外のドローンから国産のドローンまで、さまざまなメーカーを使い比 べ、研究に活かすために導入しました。現在行っている具体的な研究内 容はドローンにどのような機能があるのか、人々がドローンを使うことでどのような反応をするか、ドローン に関するニーズや安全に関する問題 はどのようなものがあるかを、調査しています。

・SOTEN を使用したご感想
スマートコントローラーとプロポを 一緒に使うことでパイロットとオブ ザーバーが協力できるような仕組み (※1) になっていて、TAKEOFF アプ リの活用で、より便利に多様な機能を使えると感じました。 現在の設定では、タッチ操作するに は少しボタンやリスト表示が小さいことと、支援する端末が限られているので、こちらが改善されたらより良いと思います。
※1 必ずしもスマートコントローラーである 必要はなく、プロポが 2 台あれば可能。

初めて操作した時の印象としては 周りの影響を受けにくい色であるのは良いなと思いました。 他の機体だと黒色の機体が多いで すが、天気が悪いとか、目視内で ドローンの背景に何かがあれば見えづらかったため、SOTEN の色と 大きいライトは目視内での飛行においてより最適と感じました。 また、他メーカーの同等機種と比 較すると機体が大きいため、安定した飛行ができます。操縦画面が 3 分割に分けられる為、操作もしやすいです。

・今後の活用について
TAKE OFF アプリとスマートコント ローラーの活用とインタフェース が操縦者の行動とコミュニケーション に与える影響をさらに調べてみたいと思います。安全性を重視するので、今後はより衝突しにくい安 全な機体が登場することも期待し ます。

・学生にとっての学び
実際に市販されている機体に触れ、その詳細を検討する機会を得ることによって、シミュレータの実装運用において重視すめ起点を考えるための良いヒントが得られたと思っています。

▶︎今回の取材のご協力いただいた方 認知システムデザイン研究室 孟 様

筑波大学
住所 〒305-8577 茨城県つくば市天王台 1-1-1
2023 年で創基 151 年、開学 50 周年。 従来の概念に捉われない柔軟な教育研 究と次代の求める新しい大学の仕組み を率先して実現するために改革を推進。 ノーベル賞受賞者、オリンピック・パ ラリンピックのメダリスト、傑出した 起業家にも恵まれ、RU11 の一翼も担う。